明日バイブが届きます

セックスレスとそれにまつわる秘密の話

それでも私はセックスをしてしまう①


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◇ロングワンピースの下◇

 

 

セックスは人間性がでる

地位や名誉・高級なスーツも時計も脱ぎ捨てて裸になって相手と向き合うものだから

セックスに至るまでは価値観(倫理観)がでる

誰とでもセックスするのか、タブーを犯さないのか、どのように相手を誘うのか

 

 

タカシさんに会うのは3月以来3度目だった

会うのはお茶をしておしゃべりするためではない。駅で待ち合わせし、そのままタカシさんの常宿のラブホテルに向かうため

3度目にもなるとその徒歩10分足らずの道のりは記憶に刻まれていた

 

 

私は心と躰は繋がっていて、セックスもまた然りだと思っている

 

 

タカシさんと私は心が全く繋がっていないわけではない

ただ彼が他の女性とも数多く繋がっているだけ、これからも数多くの女性と繋がりたいと思っている人だというだけ

 

 

 

その日は黒のニットにロングのスカートが最初から繋がっているタイプのワンピースを選んだ

ロングスカートはチュール素材になっていて、歩くと綺麗な動きが出る

 

 

 

 

駅に着く前に新幹線のお手洗いで下着を脱いだ。下の下着だけ

かなり前にタカシさんのツイートでそんな女性に興奮したと書いてあったからだ

脱ぐためにロングスカートをわざと選んだ

 

 

 

タカシさんがセックスは自己肯定感が最高に上がる行為だと呟いていた

私は確かにそうだが貴方が言うのには異議があると密かに反発していた。けれど彼の望むように下着を脱いだのは、脱ぎたくもないのにそんなことをしたのは気を惹きたいからでしかなかった

 

 

 

常宿へ向かう途中で『こないだの旅行はどこへ行ったんだっけ?』と問われる

Wi-Fiの繋がった海外から私はご丁寧に現地の写真を送っていたけど、すっかり忘れているみたいで心が軋んだ

 

 

(多くの女を抱く男性は鈍感にならないと生きていけないのかな?)

 

 

自分はどこまで心が鈍感になっているのだろう?

人のことを云えた義理ではないほど鈍感になっているかもしれないな・・・・

常宿のエレベーターでタカシさんがキスをしようとしたので笑って避けた

 

 

ホテルにチェックインすると私がお風呂のお湯を貯めに行く

わざと洗面所から部屋に戻るのを遅らせた。タカシさんがしびれを切らして洗面所にくると見越していたから・・・・

案の定、彼は洗面所にやってきて大きな鏡の前で後ろから私を抱きしめた

 

 

「くすぐったいよ」そう言いながら自分の髪の毛を彼の頬にあて彼を誘導する。キスへの誘導

キスをゆっくりした後でタカシさんの目を直接見るのではなく、鏡越しに見つめて言った

 

 

 

「私ね、良い子だから今日は下着をつけてないの・・・・」

 

 

 

低予算なアダルト動画でも言わないようなセリフと言った。それでもタカシさんには効果的であることは分っていた

後ろから抱きしめられた体温がそれを物語っていたから

 

 

 

 

朝イチのおはようメッセージはおーちゃんにいつも通りの時間に送信していた

 

 

 

 

時計を見ると10時20分過ぎ。ホテルのチェックアウトは20時

 

 

セックスをする為の長い1日の始まり